ビジョンを語り、印象に残すロゴマーク開発事例(株式会社CISO様)

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こんにちは。
群馬県前橋市、高崎市で中小企業のマーケティング支援、採用クリエイティブ、ライティング、集客支援をしているT.H.MARKETING(ティーエイチマーケティング)の徳永大祐です。
群馬県を中心に東京や埼玉の中小企業のマーケティング分野、クリエイティブ分野をご支援しています。


今回は「ビジョンを語り印象に残るロゴマーク開発事例」についてです。
ここでは、相手にロゴマークを活用して自社のビジョンや強み、想いを伝えることができるロゴマーク開発事例について解説します。

まずは、お客様の情報、プロジェクトを担当した経緯をご説明します。

お客様情報・プロジェクト概要

■お客様名:株式会社CISO
■WEB:https://ciso.co.jp/

■ご依頼内容
・自社のビジョン、想いをロゴマークにする

・相手の印象に残るロゴマークを作る

経緯:どのようなプロジェクトなのか

このプロジェクトは、新しく立ち上がる会社のロゴマーク制作です。創業者は那須慎二さん。大手コンサルティング会社でサイバーセキュリティ分野の専門家として、企業にサイバーセキュリティ支援をしていた方です。中堅・中小企業に特化したサイバーセキュリティ会社が、那須社長が創業した株式会社CISOです。

「日本に情報セキュリティのバリアを張る会社」として株式会社CISOは立ち上がりました。その立ち上がり時に、世に向けて示すロゴマーク開発を私が任せられることになりました。

明確なビジョンを持っていた那須社長。

このビジョン、起業への想いを示すことができるロゴマークが求められていました。

どのようにプロジェクトを進めていったのか

ロゴマーク開発のゴールはロゴマークを作ることです。しかし、そのロゴの中にビジョンを示す、想いを伝えるという大切な要素を入れ込まないといけません。私は前職でサイバーセキュリティに関する商材を扱っていたので、知識はありました。しかし、那須社長が株式会社CISOを立ち上げる考え、見据えている将来に関しては知りませんでした。ですので、以下のような進め方としました。

  1. 創業する株式会社CISOの理念をヒアリングする
  2. 株式会社CISOがクリアすべき課題を設定する
  3. ロゴ案を開発する
  4. ロゴを詰める

どんなプロジェクトでも徹底的なヒアリングは欠かせません。ロゴマーク開発は一見簡単そうに思われますが、アウトプットがシンプルゆえに難しさがあります。たった一つのマーク、ビジュアルで伝えないといけませんし、お客様自身がそれで自信を持てなければ意味がありません。ですので、那須社長が見据えている将来に対してロゴが機能するとき、クリアすべき課題を見出して突破していかなければいけません。それを設定したうえで具体的なロゴマークを生み出していきます。

日本中小企業におけるサイバーセキュリティの重要性

日本は中小企業が99%の国です。就業人口の約7割は中小企業で働いています。その中小企業はリソースが大企業ほど無いので、サイバーセキュリティに充てることができていません。それで弱くなったセキュリティ面を突いて攻撃を仕掛け、重要データや個人情報を盗まれたり、データを暗号化されて身代金を要求されたりしています。中小企業がやられてしまうと、大企業は仕入れ先を失うリスクを抱えますし、中小企業を経由して大企業がサイバー攻撃を受けるというリスクも発生します。日本全体で見たときに、まさに国益を損なう事態になってしまいます。

だからこそ、株式会社CISOは「日本中にセキュリティのバリアを張る」ということを目指しているのです。

クリアすべき課題は「語れること」

そういう考えを持った株式会社CISOは、その考えを伝える必要性が出てきます。そして、サイバーセキュリティの重要性を伝えていく活動もするはずです。いえ、しなくてはいけません。中堅・中小企業経営者、管理者に対して語っていかなければなりません。大企業であればある程度知識があったり、専門部署があるので、語らなくてもサイバーセキュリティの重要性、株式会社CISOの価値はわかると思いますが、中堅・中小企業では最初からわかる会社というのはそう多くないでしょう。だからこそ語って伝えていく必要があります。

その時にロゴマークがその語りをサポートできると、株式会社CISOの価値がより伝わるようになるはずです。そう考えました。

大抵の場合、会社の紹介をします。その時に社名の由来やビジョンを語るタイミングもあるでしょう。その時にロゴマークを使って、ビジョンや理念を伝えることができれば、相手の印象に強く残る可能性が高まります。「語れること」これが課題なのです。

「セキュリティのバリアを張る」とはどういうことか

では、株式会社CISOが掲げる「セキュリティのバリアを張る」とはどういうことなのかということになります。ここを丁寧に考えました。
「セキュリティのバリアを張る」というのは、防御するということです。つまり、攻撃されたときに被害が出ないようにするということです。ここで間違ってはいけないのは、「攻撃する」ではないことです。
本来、攻撃されたら攻撃し返して潰すことで、その後のリスクを軽減させると考えがちですが、そうではなくて「バリアを張る=防御する」と主張するのが株式会社CISOなのです。
これは専守防衛です。「果たしてそれで良いのだろうか」と思いましたが、そんな時にふとこんなことが脳内をよぎりました。

ドラゴンボールでは、戦闘力の高い戦士は、気の強さで相手の戦意をそぐことができている

と。孫悟空やセルのような強いキャラクターの強さを感じた相手は不安を感じて戦う気を失ったり、強気でいられなくなることがあります。「まさにそれだ!」と思いました。
守れば守るほど、守る強さが強いほど、相手はやる気を失う。これこそ真の強さなのだと考えました。
もしかして、自衛隊もそうなのではないかと思い、自衛隊のマークを検索してみたところ、陸上自衛隊のエンブレムには刀が入っているのを発見しました。刀は武士が持っていたものですが、武士にとって刀は戦う時の武器であると同時に功績を讃えられる名誉でもあったそうです。つまり、刀を持っているということは「私はこれだけ凄いのだ」と周囲に示すことができ、相手が無暗にけしかけてこないようにすることにも役立ったのではないかと思ったのです。

こういう思考を通して、

・攻めるのではなく守ることが重要
・守り抜いて相手の戦意をそぐ
・刀のような存在

このようなキーワードを得ました。これらのキーワードをもとに具体的なロゴ開発を行いました。

97ページの提案書

これらの考えからロゴ案を作成し、97ページの提案書にまとめて提案しました。提案は資料のみで行いました。実は株式会社CISOを立ち上げられた那須社長は、創業後すぐに海外出張に出られたり、日本中を忙しく飛び回っていらっしゃったので、紙芝居風の提案書で論理的かつ視覚的にわかりやすくして提案をしました。提案書を送ったその時は、那須社長は飛行機の中で受け取られ、見てくださりました。

キーワードを落とし込んでビジョンを語れるロゴマークが完成

そしてロゴマークが完成しました。

鋭い刀が赤い球体を取り巻くように散りばめられたロゴマークです。鋭い刀は攻撃をするためではなく、球体を守る存在です。オーラの様に球体の周りに存在します。決して攻撃はしない、ただただ守るだけ。赤い球体は日本です。二次元の日の丸ではなく、球体。それは、新しいサイバー空間を意味しています。これまで無かった新しいサイバー空間という次元に日本が存在していることを意味しています。サイバー空間で日本を徹底的に守る刀。これが「日本中にセキュリティのバリアを張る会社」のロゴマークとなりました。

経営に自信を与えるロゴマーク

ロゴマークを納品後、那須社長に喜んでいただけました。「このロゴマークは本当に気に入っている!」という言葉を頂けて、とても嬉しかったです。ニコニコと笑顔で「お客様にお会いした時にはロゴの意味を伝えて自分のビジョンを語っています」とおっしゃっていただけました。狙い通りの結果になり、とても嬉しく思います。たった1つのロゴマークですが、経営に自信を持っていただけるのだなという発見でもありました。

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