【士業】弁護士を採用するための採用サイト事例(弁護士法人おかげさま様)

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こんにちは。
群馬県前橋市、高崎市で中小企業のマーケティング支援、採用クリエイティブ、ライティング、集客支援をしている
T.H.MARKETING(ティーエイチマーケティング)の徳永大祐です。
群馬県を中心に東京や埼玉の中小企業のマーケティング分野、クリエイティブ分野をご支援しています。

今回は「弁護士を採用するための採用サイト」についてです。
ここでは、士業の採用を狙うために採用サイトを活用する事例を解説します。

まずは、お客様の情報、プロジェクトを担当した経緯をご説明します。

お客様情報・プロジェクト概要

■お客様名:弁護士法人おかげさま
■実施時期:2023年10月
■採用職種:弁護士
■WEB:https://okagesama.jp/
■制作した採用サイト:https://saiyo.okagesama.jp/

■ご依頼内容
・弁護士を1名採用したい

・介護福祉分野の法務、トラブル対応に興味を持つ弁護士を希望

 

経緯:どのようなプロジェクトなのか

このプロジェクトは、弁護士を採用するプロジェクトです。

弁護士法人おかげさま様は、外岡潤弁護士が代表弁護士を務める弁護士法人で、募集当時は外岡弁護士が一人で運営していました。
※現在は弁護士採用が成功し、弁護士2名体制となっています。
全国各地の介護福祉事業所が顧問先にあり、日々発生するトラブル相談、対応、未然にトラブルを防ぐための講習などを行っています。
介護福祉分野に精通している外岡弁護士の実力、人柄、対応力が評価され顧問先も増えていく中で、さらに多くの事業所に対応できるよう戦力増強を目指していました。
そこで、弁護士を採用することになりました。

 

どのようにプロジェクトを進めていったのか

今回は弁護士という専門職、士業の採用です。一般企業の採用とは異なり、応募資格を有する人はかなり限られます。
日本弁護士会が出している資料では、弁護士は日本全国で4万2164人(2020年3月31日現在)いるそうです。
一般的にビジネスマンの中で転職をしたいと思う人は約15%だと言われています。
この数値を弁護士に当てはめてみると、6324人になります。あくまで推測ですが、6324人が見込みの求職者(弁護士)という計算となります。

少ない母集団の中で、まだまだ小さな弁護士法人おかげさまの採用情報に気づいていただき、さらに興味を持っていただかないといけません。
特に外岡弁護士は介護福祉分野に特化した弁護士であり、介護福祉業界では有名です。
関連する書籍も多数出版しており、YouTubeやコラムを使った情報発信もしっかり行っていて、介護福祉業界関係者であればどこかで見たことがある弁護士と思えるほどです。

この特性と活かしつつ、採用情報を見てもらうこと、そして、応募してもらうことを目指していこうと考えました。
採用成功のために実施したことは以下の通りです。

  1. 採用したい弁護士像の明確化
  2. 弁護士のワークスタイルの棚卸
  3. 採用サイトの制作
  4. 採用情報発信

 

何のための採用なのか

弁護士採用をはじめるにあたって、外岡弁護士にヒアリングをしました。
採用したい弁護士像を聞く前に、そもそも何のために採用をするのかを再度確認しました。

現状、150を超える顧問先があり、それに加え、スポットで相談してくる事業所もあります。
外岡弁護士はYouTubeでの情報発信など積極的に情報をお届けする姿勢も崩しません。
そうなると一人で対応できる容量がいっぱいになって、これ以上価値提供ができなくなると感じたため、弁護士を新たに採用するという考えでした。

つまり、外岡弁護士と同じようなことができる、或いは同じことができるようになりたいという弁護士でなくても良いということになります。
外岡弁護士が現状こなしている弁護士としての業務をこなし、外岡弁護士の事務的な負担を軽減させることができる弁護士でも良いのではないか、
という考えが出てきました。
外岡弁護士が社外に対して積極的に動いていき、内勤として弁護士が行うべき事務作業をこなす弁護士でも十分戦力になってくれると分かったのです。

そうなると、リモートワークを希望する弁護士でも良いですし、リモートワークが可能なら日本中どのエリアの弁護士でも大丈夫です。
介護や育児の事情で働く時間が制限されている弁護士でも問題無いとなったのです。

ただでさえ求職者の母集団が少ない弁護士なので、該当する条件を広げることは採用の可能性を高めることになることに気づきました。

もちろん外岡弁護士のようにバリバリ動きたい弁護士でも構いませんし、情報発信もやってのける弁護士でも構いません。

「極論、将来的に介護福祉分野に特化した弁護士として独立していただき、弁護士法人おかげさまの特定エリアの所長を担っていただいても構いません」

という言葉を外岡弁護士から出てきていました。

とにかく上記のようにワークスタイルを選びやすい弁護士法人であるということを魅力の一つとして出すことにしました。
そのうえで介護分野に興味がある方であれば良いなという考えになりました。

 

介護分野特化だからこそ綺麗ごとは言わない

弁護士法人おかげさまが介護福祉分野の特化した弁護士法人です。
顧問先や相談のご連絡をしてくる事業者はすべて介護福祉に関する事業を行っています。
それ故に幅広い経験を積みたい方にとっては向かない弁護士法人です。
介護福祉にまつわるトラブル以外はあまり経験できません。そういうネガティブな事実もしっかりと伝えることにしました。
その反面、業界が狭いからこそ様々な事案に関われる魅力を伝えることも行いました。
弁護士によって考えているキャリアプランも異なりますし、好き嫌い、得意不得意も分かれます。
「自分に合ってそう」と感じていただくべく、敢えてしっかりとネガティブな事実も書きました。

また、介護福祉分野の事案を経験している弁護士はそう多くないという予測があったので、具体的に「こういう方には向いている分野です」ということを示しました。
判断材料をできるだけ提供するように努めました。

 

採用サイトでは語らないといけない

採用サイトでは徹底的に、かつ冗長的にならないように語ることをかなり意識しました。
採用サイトで徹底的に語らないとホームページとほぼ同じ存在になってしまいます。意味が無くなってしまいます。
せっかく採用に特化したサイトを準備するのだからこそ、採用に関する情報、想い、考えを提供していかなければ勿体ないと考えました。

採用サイトをはじめランディングページは短い方が良いと考える方もいらっしゃいますが、私は長くて良い、長い方が良いと考えています。
長いと読んでくれないと思われるかもしれませんが、確かにその可能性はあります。
しかし、長いから読まないのではなく、「この情報は良いと思えない」「大切な情報と思えない」と感じるので読まないのです。
大事なのはサイトの最初の段階で閲覧者の気持ちをしっかり掴むことを意識することです。最初にしっかり掴めば次の内容を読んでくれます。

閲覧する相手が次々と読んでいきたくなるようなストーリー構成を考えるのが大切です。

今回でいえば、以下のような流れで採用サイトが構成されています。

  1. トップ画像(開いたら最初に目に入る画面)
  2. 外岡弁護士の自己紹介
  3. 外岡弁護士の動画
  4. 仕事内容
  5. 当事務所で働く3つのメリット
  6. 当事務所の魅力の紹介
  7. 顧問先様の声
  8. 問事務所に向いている人・向いていない人
  9. こんな人を募集します
  10. 募集要項
  11. 選考方法・選考プロセス
  12. お申込み先

この流れは閲覧者を想定して、敢えてこういう流れで組んでいます。

 

求職者は何を思っているのか仮説を立てて設計する

今回の採用対象者は弁護士です。
弁護士の中でも介護福祉分野に興味がある、そういう業界でじっくり弁護士としてのキャリアを積み上げたいと考えるような弁護士がいわゆるターゲットです。

そういう方が何かのきっかけで弁護士法人おかげさまの採用情報を知ることになり、採用サイトを閲覧することになった。
そういう設定で閲覧者の心情を予想しながらストーリーを設計します。

例えば初めて採用サイトを見る場合は、代表者が会社を代表して挨拶、自己紹介するのが礼儀でしょう。
特に弁護士法人となるとカタチある商品が売り物ではなく、それこそ人柄や仕事への志が大事なので、代表が最初に登場し挨拶、自己紹介するのが必要だと考えました。

そのような考えでトップ画像と自己紹介をはじめに入れるという設計になりました。

外岡弁護士はYouTube発信も活発に行っているため、動画撮影に慣れています。
文章で語るより動画で語った方が伝わる情報量が多くなるので、動画も入れました。
これにより外岡弁護士の実際の姿、声色、雰囲気、話すスピード、トーンが分かり、なんとなく人柄が想像できます。
どういう代表者か分かるので動画も入れたのです。

弁護士は士業なので仕事は弁護士資格を持っていないと出来ない仕事があります。法律の専門家であるため、早めの段階で仕事内容を伝えなければいけません。
仕事内容を伝えて「特に違和感は無い」とか「これは興味がある分野だ」と感じていただけたら次のステップでより詳しく伝えていこうと考えました。

次は働くとした時にどんなメリットがあるかを伝えて、求職者は知り得ない、募集をしている弁護士法人おかげさましか知らない情報をお伝えします。
これを知っていただくことでより魅力を感じてくれた方が応募見込みの高い求職者となります。

ここまで読んでいただいてモチベーションが高まったところで、顧問先の声をお見せして、もしも働き出したら接するであろう事業所経営者の顔ぶれ、事業所名を見ていただきます。
求職者に未来のことを想像してもらいます。
ここまで見ても違和感を感じない、興味を失わないのであれば、少し現実的な話をしていきます。

万一、求職者側に勘違い、思い違いがあったらいけないので、冷静に

「こんな人は向いていると思いますが、こんな人は辞めた方が良いかもしれません」

という特徴をお伝えして、本当に応募するべき内容かどうかを見ていただきます。
ここまでは求職者の気持ちを高めに高めていますが、ここでいったん落ち着かせて検討していただくフェーズにしています。

ここまでくれば申し込みまでのクロージングにかかります。
求める人物像を示して実際に仕事をするにあたって大切な要素をお伝えします。
そして具体的な募集要項を示します。いわゆる労働条件です。そして、どのように選考するのかを示して、応募へ促します。

もちろん、最後まで読んでいただく必要はありません。
途中まで読んで応募していただいても構いませんので、スクロール中は画面下部に「応募する」ボタンが常に表示されるようにしています。

このように、ターゲットとなる相手が思うこと、感じることを先回りしてコミュニケーションを設計する必要があります。

 

採用サイトへアクセスを流入させるための行動も必要

採用サイトをしっかり考えて作ったところでアクセス数が増えるかというとそうではありません。作っただけでは見ていただけません。

なので、もちろん転職エージェントや士業専門の転職支援会社へ求人を出したり、紹介をしてもらえるよう働きかけたりしました。
外岡弁護士の知り合いの弁護士へ個別でご連絡したりもしました。

採用サイトは採用募集を認知した後の検討段階で大事な情報提供ツールの役割を果たします。間違っても「採用サイトを作ったから申し込みがあるはずだ」と期待してはいけません。

T.H.MARKETINGの別のコラム「人材採用を成功させるために必要なWEB活用のコツ」でも書いておりますが、求職者は色々な情報を見て申し込むかを検討します。
採用サイトはあくまで情報収集している求職者に向けて、ホームページやSNSでは伝えられない情報を徹底的に伝える場として機能することを目指しています。

 

優秀な弁護士、現る

この採用サイトを制作し、様々なアプローチを実施した結果、大変優秀な弁護士の方からのお申し込みがありました。
書類審査、面接を経て無事採用となりました。

採用された弁護士と後日オンライン面談をさせていただく機会を得ました。
その面談の場で、「採用サイトのどういうポイントに心が動きましたか?」と質問したところ、

「融通が利く働き方ができて、仕事がしやすそうだと感じたから」
「近々子どもが生まれるため、仕事と家庭の両方に目を向けたいと思っていたから」
「外岡弁護士の仕事ぶりや介護福祉の業界に興味を持てたから」

という回答を得ました。

狙い通り、「働きやすさ」「自分の都合と仕事をバランスよく両立できる」というところで
心に刺さっていたことにうれしく思いました。

 

T.H.MARKETINGでご支援できること

T.H.MARKETINGでは、新卒、中途を問わず、狙い通りの人材を採用するために必要な
戦略作り、制作のご支援を行っております。

例えば、以下のようなご支援が可能です。

・採用成功のための戦略策定、プロセス策定
・採用専用サイトの企画、制作
・求人サイトに掲載する募集文章の考案および作成
・自社の魅力を発見するためのヒアリング、ワークショップ開催
・採用イベント出展時のブースコンセプト立案
・採用イベント出展時のツール制作

これまでのT.H.MARKETINGで採用面をご支援した実績は以下の通りです。

 

<実績①>群馬県内にある広告代理店様での営業職採用1名の採用成功

・若手の営業職採用をご希望でした。

・自社の魅力、強みの探索、求人サイトの選定、採用専用サイト企画および制作、求職者の応対の仕方のご支援、採用担当者様の後方支援、アドバイスを実施。

・都内から若手女性営業職を1名採用に成功。

・採用専用サイトで仕事の魅力、社内の雰囲気が分かり、希望度が高まって応募したとのことでした。

 

<実績②>群馬県内にあるサービス業様での営業職採用3名の新卒採用成功

・新卒の営業職採用をご希望でした。

・自社の魅力、強みの探索、採用専用サイト企画および制作、就活イベントのブーステーマ開発を実施。

・結果としてご希望通り県内大学からの採用2名、都内大学からの採用1名を達成できました。

・採用専用サイトでの自社の独自性や魅力の訴求をしっかり行うために、社長へのヒアリングを徹底的に行いました。また、募集する人材像を明確にしつつ、採用専用サイトにも表記し、ミスマッチが発生しないようにしました。さらに、従業員インタビューでは、従業員ごとにオリジナルのインタビュー内容にし、その従業員の魅力が引き出せるようにしました。

 

 

 

T.H.MARKETINGではオンライン無料相談を実施しております。

採用のご支援に関するご相談はお気軽にご連絡ください。

 

 

 

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