地方中小企業のロゴマーク・備品・ノベルティのリニューアル事例(渋川ガス株式会社様)

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こんにちは。
群馬県前橋市、高崎市で中小企業のマーケティング支援、採用クリエイティブ、ライティング、集客支援をしている
T.H.MARKETING(ティーエイチマーケティング)の徳永大祐です。
群馬県を中心に東京や埼玉の中小企業のマーケティング分野、クリエイティブ分野をご支援しています。

今回は「地方中小企業のロゴマーク・備品・ノベルティのリニューアル事例」についてです。
ここでは、ロゴマークや備品、ノベルティをリニューアルして、
社内のモチベーションアップと社外に対してのイメージアップを図った事例を解説します。

まずは、お客様の情報、プロジェクトを担当した経緯をご説明します。

お客様情報・プロジェクト概要

■お客様名:渋川ガス株式会社
■実施時期:2022年10月~2023年3月
■実施内容:ロゴマーク、ノベルティ、備品のリニューアル
■WEB:https://www.shibukawagas-life.com/

■ご依頼内容

・ロゴが昔のままで古いイメージなので変えたい
・地域の若い世代に受け入れられるような新しいイメージにしたい
・ノベルティの魅力を高めて顧客満足度を高めたい

経緯:どのようなプロジェクトなのか

このプロジェクトは、別コラムで解説した
渋川ガス株式会社様の情報発信サイト(オウンドメディア)を使ってコンテンツマーケティングを実施した事例
プロジェクトを進める中で発生したプロジェクトです。

情報発信サイト(オウンドメディア)を制作する中でロゴマークを刷新しようという流れになりました。
ロゴマークが変わると、これまで社内で使用していた名刺、ノベルティもリニューアルする必要性が出てきます。
そのままロゴマークだけ変えるのではなく、名刺やノベルティそのものもリニューアルしようということになりました。

 

どのようにプロジェクトを進めていったのか

まずはロゴマークを制作しないと始まりません。
名刺もノベルティもリニューアルできませんのでロゴマークを制作からスタートしました。

既に情報発信サイト(オウンドメディア)制作で渋川ガス様のことはよく理解していたのですが、
改めて社員の方々に会社のことを深くヒアリングし、T.H.MARKETINGから提案するかたちで進めることとしました。
ロゴが決まった後に、名刺やノベルティの制作に取り掛かることにしました。

 

ガスだけじゃないガス会社

渋川ガス様は、渋川地域に都市ガス供給をしている会社です。地中にあるガスを通す配管でガスを供給しています。
社名にも「ガス」という言葉が入っていますが、実はガス供給だけでなく、コンロやガス乾燥機などのガス機器の販売や
キッチンやお風呂などガスを使用する部分のリフォームサービスも提供しています。
お客様によっては住宅まるごとリフォームのご相談をする方もいらっしゃるそうです。
社内のショールームではキッチン雑貨を販売したりしています。
「ガス会社」と聞いて想像するガス会社とは少し違ったサービスまで提供している会社なのです。ちなみに電気も販売しています。

昔から使われていたロゴマークは炎をモチーフにしたロゴマークでした。
しかし、ガスだけを取り扱っているガス会社ではないので、もう炎だけではないのです。
「地域の方々の生活」の一部をサポートする会社となっています。

 

掴みどころが無い状況でどう掴むか

ガス会社のロゴマークとなると炎をイメージしますが、先ほど述べたように渋川ガスはもうガスだけじゃないガス会社です。
リフォームや電気まで販売しているのです。
言ってみれば「掴みどころが無い」状態で、そこでどうやってロゴマークを考えていくのかということになります。
文字だけでデザインする策(タイポグラフィのデザイン)もありますが、
渋川地域で仕事をする都市ガス供給会社は渋川ガスだけなので、
地域に親しまれるようなマークがあった方が良いだろうと考えました。

実は、渋川ガスは地域の方々向けに年2回、土日を使ったイベントを開催しています。
自社だけでなく、地域事業者やガス機器メーカーが出展するイベントです。
そこには地域の皆さんが集まってきます。来場記念品をもらったり、アンケートに答えてノベルティを貰ったりします。
その時にもらえる景品やノベルティにロゴマークがデザインされたりするわけです。
そこに文字だけでデザイン(タイポグラフィ)されたものだと味気が無いかもなと思ったのです。
カッコよさや洗練さだけではダメで、少しだけ愛嬌、かわいらしさがあった方が良いと考えました。

 

渋川という街並みの中にある小さなランドマーク

渋川ガス様は、利根川のすぐ近くに会社があります。
渋川市にある大きな建物は工場ぐらいで、とはいえ、高さはそんなに高くありません。横に大きな工場はたくさんあります。
縦に大きなものが少ない中で、渋川ガス様の社屋のすぐ隣にあるガスを貯蔵して供給するプラントは縦に長いタンクになっています。

このタンクが利根川からピョコッと飛び出すような感じになっており、地域の小さなランドマークのようになっています。
聞くところによると、この供給プラントは、全国のガス会社の中では珍しいタイプのものだそうです。
あまり多く存在しない型式のものだそうです。
他のガス会社さんが視察や勉強会でいらっしゃった時に「珍しいプラントですね」と言われるそうです。

この話を聞いて「この独特なガス貯蔵タンクは使える!」と思いました。

 

 

一筆書きのガス供給プラントをロゴマークにする

ガス供給プラントをロゴマークにする案をひらめきました。

建物や構造物をモチーフにする事例はそう多くありません。
工業製品は効率重視で特徴が無いものが多い中で、これをモチーフにできることは面白いなと感じました。

プラントを眺めてみると、一筆書きで描けるということに気が付きました。子どもでも描けるなと。

ガスは生活するうえで欠かせないものなので、ガス供給は絶対に止められません。
供給を止めずに安全に維持することがガス会社では求められます。
これをずっと頑なに守り続けてきているのが渋川ガスで、それを守りつつ情報発信サイトを運用するなど新しいことに取り組んでいます。

途切れさせない「一筆書き」が渋川ガスらしいなと考え一筆書きのガス供給プラントをロゴマークにしました。

 

素材を替えるだけでガラッとイメージが変わる

ロゴマークが出来たので、次はノベルティです。
これまでは渋川ガス様では不織布バッグ、ナイロン製のバッグをノベルティとして使っていました。
資料やカタログなどを入れて差し上げる袋として使っていました。
ちょうど在庫が切れそうになっていたので、ロゴ刷新をきっかけに新しくしようということになっていました。

とはいえ、単純に同じものを制作してはもったいないなと思いました。

ロゴマークを刷新して従来のイメージより明るいイメージになりました。
可愛さがあるマークを眺めていると、

「これは渋川市に1つしかないガス供給プラントだから、マークだけでも渋川ガスと言えるはず」

と思ったのです。
ノベルティに名入れをした時に社名が入ると、少し違和感が出てきます。

しかし、マークだけなら絵として見えるので違和感がほとんどありません。
そこで、クラフト系の紙袋にマークだけ入れて、資料などを入れて渡すノベルティにすることにしました。
そうするとカフェのようなおしゃれな雰囲気が出ます。

同じように不織布バッグとクリアファイルも作り直し、マークを大きくあしらってポップなイメージに仕上げました。

 

 

 

 

賢くコスパの良さを実現するシール

渋川ガスではお客様にちょっとしたノベルティをプレゼントすることを実施しています。
イベント来場以外でも、ガスコンロの見積もり依頼をしてくださったお客様に渡したり、新しいガス機器の営業で訪問した際にプレゼントしたりしています。
その時にスポンジや丹生陽区材、ラップなどをお渡ししますが、そこに名入れが出来ないので社名入りのシールを貼って対応しています。
このシールもロゴマークに変えることにしました。シールを貼るだけで既製品をコスパ良くノベルティにすることができます。

 

地域に根差すために似顔絵を名刺に載せる

最後に名刺についてです。ロゴマーク刷新で名刺も新しくしました。
何度も申し上げていますが、渋川ガスは渋川地域の都市ガス供給会社なので渋川地域が主な商圏です。

渋川地域で「ガスと言えば渋川ガス」とか「キッチンやお風呂のことなら渋川ガス」と言われることも大事ですが、
同じように渋川ガスで働く社員と距離が近い感じになった方が良いだろうなと思いました。

ガスは生活に欠かせない大事なものです。それを供給する会社は知っていても、供給している人を誰も知らないというのは無責任ではないか。
個人情報や肖像権など個人の権利は守りつつも、どういう人がガス供給に関わっているかを示していってもいいのではないかと思い、似顔絵を名刺に掲載することを提案しました。
似顔絵があれば担当者の顔を思い出せるでしょうし、名刺をもらった時に少優しい印象を与えられます。

渋川ガス様のホームページに似顔絵でのメンバー紹介があります。こちらからご覧いただけます。

 

使うモノが変わって社内にワクワクが生まれた

ロゴが変わり、名刺が変わり、ノベルティが変わったことで、従業員の方がワクワクしてくれました。

「名刺のデザインが良くなって嬉しいです」

「ノベルティがおしゃれで自分でも欲しいくらいです」

「自信を持ってノベルティを提供できます」

という評価をいただき、仕事をする時の楽しさが少し増幅したということで喜ばれました。

イベントで新しい紙袋を使うと、

「すごくお洒落で可愛くなったね!」

「これなら私用でも使いたい!」

というお声をお客様からいただいたそうです。それを聞いた渋川ガスの従業員様も喜ばれていました。

会社で使うものを大きく変えたわけではありませんが、ロゴマーク、名刺、ノベルティという小さなところのリニューアルでも、
働く人、お客様の気持ちが上向きになるということが分かりました。

後日談ですが、この渋川ガス様のロゴマークを私の子どもに見せたことがあります。
渋川ガス様のイベントに子どもとお邪魔した際、少し見せて話したのです。
後日、子どもから「お父さんが作ったあのガスの会社のマーク、覚えているよ」と言われ、指でマークを空中に描いていました。

狙い通り、子どもでも描けるマークとなっていました。

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